Webデザイナーの年収・給料は低いと聞いたけど本当?
将来的には高年収も目指せるのかな?
そんな方に向けて、Webデザイナーとして毎年着実に年収を上げている私が実践したことを解説します。
あくまで私の経験と感覚でお話していきますが、Webデザイナーの給料は会社の規模や裁量によっても大きく変動することはご留意ください。
ちなみに私はこんな人です👇
・転職経験4回
・Webデザイナー兼マーケター
・制作会社、事業会社どちらも経験あり
・年収は250万円⇒500万円にアップしました
Webデザイナーは在宅で働くこともできますし、副業としても人気になってきました。
そんなWebデザイナーを目指す人にとって「年収・給料」は気になるところ。
結論からお伝えすると、Webデザイナーの年収はそこまで高くはないです。
ですが、少しの行動だけで年収アップは十分に可能です!
逆に行動をしないと年収は横ばいのままでしょう。
実際に私も給料が上がらないな、この辺りで頭打ちなのかも…というタイミングで行動をしています。
「今の職場環境や条件がいいので給料はこのままでOK」という方にはこの記事は必要ないと思います。
ですが、「少しでも年収や給料をアップさせたい」と考えている方にはお役に立てる情報になっています。
また、誰でも年収アップができるように、この記事では難易度別に年収アップの方法を紹介してるのでご安心ください。
それでは、詳しく解説しますね。
Webデザイナーの平均年収は約444万円
まずはWebデザイナーの平均年収を見ていきましょう。
正社員のWebデザイナーの年収は「約444万円」です。
日本の平均年間給与が「約433万円」なので、相場よりもやや高い傾向です。
Webデザイナーの仕事の平均年収は約444万円。日本の平均年収と比較すると高い傾向にあります。
※WEBデザイナーの年収・時給より抜粋(2022年5月8日時点)
月給で換算すると37万円、初任給は22万円程度が相場のようで、派遣社員やアルバイト・パートでは平均時給がそれぞれ1,723円、1,085円となっています。
正社員の給料分布を見てみるとボリュームが多いのは330〜390万円の水準で、平均年収の444万円はこのゾーンよりも高い水準に位置しています。
全体の給与幅としては270〜749万円と比較的広いため、勤務先や経験・求められるスキルによっても大きな差があると見受けられます。
「意外に高いぞ!」と思った方、よく文章を見てみてください。
年収のボリュームゾーンとしては「330〜390万円の水準」と書かれていることから、実際はそこまで高くはないということになります。
年代別の年収を見てみると、平均年収の約444万円くらいになるのは30代半ばからになります。
先が長いな…汗
ここまでで「Webデザイナーは年収や給料が低い!」「意外に稼げない!」と思ってしまった方へ。
この記事では私が250万円から500万円に年収を上げてきた方法をまとめています。
すぐに年収アップ方法が知りたい方は「Webデザイナーの年収アップ方法【難易度別に3つ】」からご覧ください!
なぜWebデザイナーの平均年収は低いのか?
Webデザイナーの年収は「約444万円」ですが、ボリュームゾーンは「330〜390万円の水準」ということがわかりました。
未経験からWebデザイナーを目指す場合は、もう少し年収も低くなりそうですね。
平均よりも低い年収になるのはなんで?
結論としては、デザインしかできないWebデザイナーが多いから。
「Webデザイナーなんだからデザインができればいいのでは?」と考える方も多いと思いますが、これは違います。
では、重要の低いデザイナーと、需要の高いデザイナーに分けて説明しますね。
重要の低いWebデザイナーは「デザインしかできない人」
デザインが得意なWebデザイナーは年々増加しています。
これはWebデザインが学びやすくなったことと、在宅で仕事をしたい人が増えたことが考えられます。
そのため、Webデザインの価値が下がってきているのです。
(クラウドソーシングも普及しているので、ココナラなどでさくっと依頼しちゃおう!ということもできますしね)
デザインが得意な人も増えてきたいるため、デザインだけで年収を上げるのはハードルが高く、今後は年収も下がってくるのではと予想されます。
需要の高いWebデザイナーは「デザイン以外もできる人」
逆に需要の高いWebデザイナーはデザイン以外もできる人です。
例えば、以下のようなスキルを持っている人ですね。
- コーディング(HTML・CSS)
- プログラム(JavaScriptなど)
- ポスターなどの紙媒体デザイン
- イラスト作成
- ディレクション
- マーケティング
もともとWebデザインは、Web上での問題解決をすることが目的です。
そのため、Webデザインの周辺領域に長けている人ほど必要とされる傾向があります。
👇下記は一例です。
- 商品の魅力を伝えたい ⇒ マーケティング知識が必要
- Webサービスを使いやすくしたい ⇒ コーディングやプログラム知識が必要
このようにデザイン以外のスキルを身につけることで、年収もぐっと上がりやすくなりますよ。
【補足】Webデザインだけでも幸せな働き方はできる
ここまで需要の高い・低いWebデザイナーの話をしてきました。
ですが、どういう働き方が幸せなのかは人それぞれです。
- 家族やパートナーとの時間を大切にしながら在宅で働きたい
- 副業で月5~10万円を稼ぎたい
- 地方で暮らすから月20万円あればいい
このように、時間や場所に縛られない柔軟な働き方を目指したい方は、在宅やリモートでの働き方ができるWebデザインを仕事にすることはおすすめです。
また、高年収を目指すのではなく、ある程度の年収でもOKな方であればWebデザインだけで十分に稼ぐことも可能です。
未経験からWebデザインを学ぶのであれば、独学とスクールの学習方法があります。
「【独学orスクール】未経験からのWebデザイン勉強法を比較」で、学習スタイル別の学び方を紹介しているので是非ご覧ください。
仕事でつかえるWebデザインの基礎を学べば、自分らしい働き方を実現することは難しいことではありません。
Webデザイナーの年収アップ方法【難易度別に3つ】
最後に、Webデザイナーの年収アップ方法3つをご紹介します。
- 年収の高い企業へ転職:難易度
- 新しいスキルを身につける:難易度
- 副業:難易度
私の体験談をもとに、それぞれ解説していきますね。
① 年収の高い企業へ転職 難易度
すぐに年収を上げたい場合は転職がおすすめです。
「転職を繰り返すのは良くない」という方もいますが、Webデザイナーは技術職になるので、ある程度は年齢に関係なく転職をしやすく、業種的に転職をしてる人が多いのでマイナスイメージになりにくいです。
Web系の業種だと転職に対しては柔軟な考えの会社が多いよ
難易度の理由としては、現在の仕事をこなしながら転職活動をするので一定期間は忙しくなること、自分の希望通りの会社に出会えるかは”運”の要素もあるためです。
「仕事が忙しくて転職活動は無理」
「転職先が今よりも悪い会社だったら嫌だな」
転職に対してこのような不安がある方は、転職エージェントという無料サービスをおすすめします。
私も利用していましたが、転職活動の面倒な部分はすべてエージェントがサポートしてくれるので働きながらじっくり転職活動を進めることができました。
また、エージェントは企業の内部情報も知っているので、事前にある程度の社内・業務イメージが把握できて入社後のギャップもなくすことができます。
「年収や給料は上げたいけど、転職先で失敗したくない」のは当たり前の考えです。
転職エージェントは無料なので、まずは給料の相場観が合ってるか確かめるくらいの気持ちで利用するのも手ですね。
強引に転職をすすめてくる、ということもなかったので安心してくださいね!
私はギークリーとdodaエージェントサービスを利用していましたが、この辺りは好みもありそうなので「【4選】Webデザイナー向け転職エージェントまとめ」の記事を参考にしてみてください。
インハウスと制作会社の違い
正社員でWebデザイナーになるなら、ざっくりと2つの働き方があります。
- インハウスデザイナー:自社プロダクトやサイト運営がメイン
- 制作会社(アウトソース)デザイナー:クライアント企業の案件がメイン
どちらも良い部分や、学べるスキルがあるので自分の目指したい働き方で選びましょう。
簡単に違いをまとめました。
インハウスの特徴
主に自社のプロダクト(製品)やサイトのデザイン・保守運用がメインとなります。
デザインだけではなく企画から分析・他部署との調整、社内リソースが足りない時はアウトソースに発注など、一通りの業務に関わることができます。
メリット
- デザインだけではなく、マーケティングの勉強もできる
- ディレクション力が身につく
デメリット
- デザインスキルに特化することは難しい
- 関われるのは自社のプロダクト・サイトのみ
アウトソースの特徴
クライアント企業から依頼されたデザインがメインとなります。
Webデザインの仕事に集中できるのでスキルの向上はもちろん、大型案件に関われるチャンスも!
メリット
- 様々な業界に関われるため、デザインスキルを大幅に向上できる
- 大型案件を任されることもあるので、転職なども有利になる
デメリット
- 納期が短いことが多い
- デザイン以外のスキルが身につきにくい
私は制作会社もインハウスも経験済みです
自分が目指す働き方で決めるのが一番ですが、それぞれの違いを知っていることが大切です。
私の場合は、残業時間をなるべく少なく、Webデザインの周辺領域も学びたい、という気持ちが強かったので制作会社からインハウスに転職をしました。
このように働き方は途中で変えることもOKなので、今の自分の働きやすいのはどっちか考えてみてくださいね。
「インハウスも気になる!」という方のために関連記事もあるのでご覧ください。
インハウスデザイナーは制作会社と比較して残業時間が少なめです。その理由は仕事の進め方の違いによるものなのですが、「インハウスデザイナーは残業をしたくない人の楽園でした【体験談】」で詳細をまとめています。
「インハウスデザイナーはダサいって聞いたことがある」「インハウスで働くことでデザインスキルは上げられるの?」と不安になっている方には「インハウスデザイナーはダサい?売るデザインを追求できる最強の仕事だった【体験談】」を読んでいただきたいです。
完全にポジショントークですが、インハウスでの仕事は魅力がたくさんあるので知ってもらえると嬉しいです。
② 新しいスキルを身につける 難易度
Webデザインに加えて、周辺領域のスキルを身につけることで年収アップを目指すこともできます。
例えば、以下のようなスキルですね。
- コーディング(HTML・CSS)
- プログラム(JavaScriptなど)
- ポスターなどの紙媒体デザイン
- イラスト作成
- ディレクション
- マーケティング
Web業界は日々進化していることと、Webデザインの敷居が下がっていて学ぶ方が増えているので、デザイン特化だけだと年収アップは厳しいです。
ですが、Webデザインに関連するスキルはたくさんあるので、仕事で活かせそうなものを学ぶことでレベルの高い仕事が任されるようになり、最終的に年収アップにつながるでしょう。
難易度の理由としては、新しいスキル修得は自分の時間を使うので始めやすいですが、年収アップの基準は会社によりけり。
次のポジションで何が求められているかを考えながら取り組んでみてくださいね。
通勤時間や休日に取り組んでみよう!
新しいスキルの学習方法に迷っている方は、「【独学orスクール】未経験からのWebデザイン勉強法を比較」もご覧ください。
③ 副業 難易度
時間に余裕がある方は副業で収入を増やすこともできます。
特におすすめなのは「本業で活かせること」を副業にすることです。
なぜなら、副業での仕事からスキルアップをして、本業にも活かすことができるからです。
1つ上の「新しいスキルを身につける」で説明しましたが、Webデザインに関連するスキルはたくさんあります。
- コーディング(HTML・CSS)
- プログラム(JavaScriptなど)
- ポスターなどの紙媒体デザイン
- イラスト作成
- ディレクション
- マーケティング
もちろんWebデザインで副業を始めても良いですし、新しいスキルで始めてみるのもOKです。
始めは低単価の仕事ばかりかもしれませんが、着実にこなすことで単価も上げていけるので、まずは経験を積むことから始めてみましょう!
自分のスキルにぴったりな案件があればすぐできそう!
👇すぐに始めれるようにWebデザインのスキルが活かせるクラウドソーシングを一覧にしました。
難易度 と低くした理由は、今の自分のスキルですぐに行動できるからです。とりあえず収入を増やしたい方には一番最適な方法かと。
個人で仕事を請け負う、という経験は会社員なら中々できないもの。
一度経験することで得られる楽しさや改善点があるので是非試してみてください。
まとめ:Webデザイナーで高年収は目指せる!
「Webデザイナーの年収・給料は低そうだけど、高年収も目指せるの?」
こんな方に向けて、Webデザイナーの年収と、年収アップの方法をまとめました。
結論としては、行動次第で年収アップは可能です!
この記事のまとめ
- Webデザイナーの年収は「約444万円」だが、ボリュームゾーンは「330〜390万円」
- 年収を上げるには「デザイン以外もできる」需要の高いWebデザイナーになる必要がある
- 年収をアップさせる方法は3つある。①転職、②新しいスキルの習得、③副業
今回記載した「転職」は働きながらだと最初の一歩を踏み出すのが難しいですよね。
ですが、私のように転職エージェントを利用することでそこまで時間をかけずに素敵な会社に巡り合うこともできます。
「【4選】Webデザイナー向け転職エージェントまとめ」では、転職エージェントのメリットから、おすすめのエージェントまでをまとめているので気になる方は是非ご覧ください。
また、デザイン以外もできる需要の高いWebデザイナーになることも年収アップでは重要なポイントです。
「【独学orスクール】未経験からのWebデザイン勉強法を比較」では、独学とスクールでの比較をしているので、これからWebデザインを学びたい方に見ていただけると嬉しいです。
Webデザインのスキルがあれば、年収をアップさせる方法はたくさんあります。
ここでは私の経験を踏まえ、転職・スキル向上・副業を紹介しました。
この記事が皆さんのお役に立てたら嬉しいです。