デザイナー希望だけど残業は嫌!
企業内で働くインハウスデザイナーなら残業は少ないよ
そうなの?でもインハウスデザイナーはダサいって聞くよ。せっかくだから素敵なデザイン作りたいよ…
「残業はしたくないけど、かっこいいデザインがしたい」
このように考えてる方に向けて、現役Webデザイナーの私が考える解決策をお伝えします。
ちなみに私はこんな人です👇
・転職経験4回
・Webデザイナー兼マーケター
・制作会社、事業会社でのデザイナー経験あり
・年収は250万円⇒500万円にアップしました
「残業はしたくない」のですが、実はWebデザイナーは残業が多い職種です。
(本給よりも残業代が多かった経験がたくさんあります…)
どうにか残業をせずに素敵なデザインをつくれるWebデザイナーになれないか?と考えた結果、行きついた先はインハウスデザイナーでした。
この記事では過去の私のように働き方で悩んでいる方に、解決策をお伝えしますね!
まずはお悩みと回答をざっくりまとめました。
- Webデザイナーになりたいけど残業はしたくない
-
インハウスデザイナーだと残業は少ない
- インハウスデザイナーはダサいらしい
-
インハウスデザイナーがダサいと言われる理由は「デザインの質」
ただし、お客さまに分かりやすいデザインと、かっこいいデザインは違うから考え方の違いが大きい。
この記事を読み終えれば、残業なしで素敵なデザインに携わる働き方を知り、すぐに転職活動の一歩を踏みたしたくなるはずです。
それでは、詳しく解説しますね。
インハウスデザイナーの残業時間は少ない
「Webデザイナーとして働きたいけど残業はしたくない!」
そう考えている方にはインハウスデザイナーをおすすめします。
実際にどちらも経験している私の残業時間は下記です。
就業時の残業時間
- インハウス(企業):0~30時間/月
- アウトソース(制作会社):50~150時間/月
もちろん会社によりますが、制作会社で働いていたときは定時で帰れることはほぼありませんでした。(余談ですが残業代も出ませんでした…)
なんでこんなに違いがあるの?
それは「仕事の進め方が違うから」ですね。
詳しく説明します。
インハウスとアウトソースの仕事の進め方
インハウスとアウトソースでは仕事の進め方が違います。
まずは、インハウスデザイナーは一般企業のデザイン部署に所属しているデザイナーです。
主に自社のプロダクト(製品)やサイトのデザイン・保守運用がメインになります。
主な業務内容
- 自社製品やサイトのデザインや保守運用
- 営業ツールのデザイン作成
- 広告運用
「企業に所属している」ことが工数管理をしやすくしています。
なので、スケジュールも交渉しやすく余裕を持って仕事を進めることができるのです。
会社規定で残業ルールが定まっていれば「無理させられない!」という判断になることが多いよ
対して、アウトソースデザイナーはクライアント企業から依頼されたデザインの請け負いがメインです。
主な業務内容
- クライアント企業のデザインや保守運用
スケジュールはクライアントが握っていることが多いので、納期の融通もききにくいです。
クライアントとデザイナーの間に入る営業担当かディレクター次第で多少スケジュールに余裕が出るかなぁ…という感じ。
私が勤務していた制作会社は同時並行でいくつかの案件を進めてるので常にパツパツなスケジュールでした
上記の仕事の進め方からも分かるように、なるべく残業したくない方はインハウス一択です!
インハウスデザイナーがダサいと言われる理由は「デザインの質」にある
ここまででインハウスをゴリ押ししていましたが、「でもインハウスデザイナーはダサい」と言われることがあります。
せっかくデザインの勉強をしてきたから、かっこよくておしゃれな案件をバシバシこなしていきたいですよね。
昔の私もそうでした。なので最初は制作会社に就職をしています。
確かに制作会社には様々な案件がくるので、新人でも有名な商材を担当できます。
納品後に実際に公開されると、自信にもつながるし、やり遂げられた自分はかっこよく感じるんですよね。
ですが、インハウスデザイナーもかっこいいですよ。
そもそも「インハウスデザイナーはダサい」と言われる理由はなんででしょう?
それは「デザインの質」にあると思います。ですが、それでもインハウスがおすすめできるメリットをまとめました。
どうしてインハウスはデザインの質が落ちるのか?
これからWebデザイナーになりたい人は、素敵なデザインをたくさん作りたい想いがありますよね。
ですが、どうしてもインハウスになると「デザインの質」が落ちます。ここがインハウスはダサいと言われる理由かも。
どうしてデザインの質が落ちるのか、というと「成果につながるデザインをしているから」です。
見た目の良さよりも、成果につながる(=売上になる)デザインを求められるのがインハウスです。
見た目が良い!よりもわかりやすい!に重点を置いてるんだね
わかりやすいようにアピールポイントをぽんぽん並べるので、洗練されたかっこいいデザインからは少し外れてしまいます。
また、実際にお客さまとコミュニケーションをする営業部隊がいれば、その方々の意見も参考にするのでスタイリッシュ!な感じとは程遠いデザインになりますね。
- お客さまにわかりやすく売り上げにつながるように
- ブランドイメージを崩さない様に見た目もある程度は担保する
こういったことに真剣に取り組んでいるのがインハウスデザイナーです。
インハウスだとデザイン以外の専門性も上がる
インハウスの強みは「様々な分野の専門性が上がる」こともあります。
当たり前ですが、所属している業界の知識は増えますよね。
それ以外にも社内や取引先との交渉、ディレクションスキル、分析、マーケティングと多方面の知識が付きます。
このスキルはずっと使い続けられるものです。
例えば、数年後。
別の業界への転職やフリーランスへステップアップする時も使うことができます。
年齢を重ねるごとに必要になるスキルですね
私の場合は3~5社目はすべてインハウスです。
最初はデザイナーでしたが、今ではマーケティングとディレクションを担当しています。
デザインスキル以外にも自分の強みを見つけて伸ばすことができるので、仕事の幅を広げたい方はインハウスが向いていると思います。
「インハウスデザイナーはダサい?売るデザインを追求できる最強の仕事だった【体験談】」では、インハウスデザイナーの仕事について深掘りしています。
「インハウスの働き方も気になってきた!」という方は是非ご覧ください。
インハウスデザイナーへ転職するための方法
インハウスデザイナーへの転職方法は簡単です。
まずは転職エージェントへの登録をしましょう。
転職サイトで自力で探したり、企業サイトを見て回るよりも、効率的に自分に合った求人に出会うことができます。
しかもインハウスデザイナーだと非公開求人になっていることも多いので、エージェント担当者経由でないと紹介されないこともあります。
転職エージェントは求人のリストアップや、企業との面接調整、給与交渉まですべて無料!
現在、働きながら転職も考えてるならエージェント一択です。
無料なのでとりあえず給料の相場観や、気になる会社があるか見てみるだけでもOKです。まずは登録してみましょう。
私はギークリーとdodaエージェントサービスを利用していましたが、この辺りは好みもありそうなので「【4選】Webデザイナー向け転職エージェントまとめ」の記事を参考にしてみてください。
まとめ:残業をしたくない人はインハウスデザイナーになろう!
「Webデザイナーとして働きたいけど、プライベートも充実させたいから残業はしたくない!」
そんな方に向けてインハウスデザイナーをおすすめしました。
私も残業反対派!なので、制作会社退職後はインハウスに絞って転職をしていました。
「デザインスキルが落ちちゃうのかな…」と一時期心配していましたが、そんなことはありません!
むしろ、どう表現すればお客さまが動いてくれるのか、分析しながらデザインをするのでスキル自体はめきめき成長しているように感じます。
この記事でも説明した通り、インハウスだと様々なスキルが身につきます。
自分の強みが増えるということなので、転職してちょっと違う…と思っても、自分に合う条件の会社へ転職もしやすいという効果もあります💡
ちょっと興味が出てきたぞ!という方は、さっそく転職エージェントに登録をして求人を確認してみましょう。
インハウスデザイナーの魅力が伝わると嬉しいです。